アボダートの効果・効能
男性型脱毛症(AGA)の主な原因はDHT(ジヒドロテストステロン)という物質が引き起こします。AGAで悩む男性は脱毛箇所の頭皮に通常より多くのDHTが存在することが確認されています。DHTは5α還元酵素によってテストステロンが変換され生成されるため、このDHTが毛乳頭細胞に存在する男性ホルモン受容体と結合すると、成長期にある毛髪に対して退行期及び休止期に移行する命令が出されてしまいます。 結果的に、成長期だった毛髪が成長せず細く柔らかいまま残ったり、長く太い毛に成長する前に抜けてしまうので、全体的な毛髪が薄くなってしまうのです。
アボダートは、脱毛の原因であるDHTを生成するのに必要不可欠な5αリダクターゼを阻害する効能があり、その結果としてDHTの産生を抑制する効果があります。これにより成長期の毛髪は成長を続けることができるので細く柔らかい産毛が太く長く成長したり、細くなった髪の毛にコシが出てきたり、休止期にある毛穴からの毛髪も成長しAGA改善の効果が期待できるのです。
アボダートの効果は実感できるのか?
上記で解説したようにアボダートの薬効は、5α還元酵素を阻害することから始まります。その結果として毛髪に変化が現れるのですが、ゆっくりと成長する毛髪の変化に気付くまでには、多くの方が3ヶ月~6カ月必要だったと証言しています。最低でも3ヶ月は続けないと効果が確認できないので、あきらめずに飲み続けることが大事です。
【~3ヵ月】
改善初期期といい、抜け毛が減ったことを実感する人や、生え際などに産毛が生えてくる人もいます。
しかし、人によっては初期脱毛と呼ばれる脱毛症状が発生することがありますが、一過性ですのでアボダートの服用は続けてください。2ヶ月ほどで初期脱毛は徐々に収まり新しい毛髪に切り替わります。
【4~6ヵ月】
改善中期といい、多くの人が脱毛の減少を感じ、生え際の産毛が確認できる時期です。
【6ヵ月~1年】
改善後期といい、多くの方によい変化が起きる期間で、8割以上の方が毛髪に対して改善効果を感じる期間です。1年間アボダートの服用を続けても毛髪のボリュームアップや脱毛の減少が実感できない場合は、フィナステリドの効きにくい体質であることも十分考えられますので、アボダートなどに服用成分を変えるなどの対策を講じた方が良いでしょう。
【1年~】
安定期といい、ヘアサイクルは正常に戻っていますので、目立つような毛髪のボリュームアップは感じられにくくなります。これ以降は毛髪量の維持するための服用になります。
変化が感じられなくなったからとアボダートの服用を止めてしまうと、半年ほどで治療前の薄毛の状態に戻ってしまう方が多いようです。リバウンドしないように継続してアボダートを飲み続けてください。
アボダートの飲み方
アボダートは1日1回服用するだけのお薬ですが、一日の内、いつ服用するかは決められていません。時間帯による効果に差は無く、ライフスタイルに合わせて服用する飲み方が可能ですが、基本的に24時間周期を守って服用して下さい。要するに、毎日同じ時間帯に服用するように心掛けてください。飲み忘れる事でDHTが生成され、成長期の毛髪に後退期への移行信号が出ることが無いようにしてください。 個人輸入でお薬を購入する場合、注文からお届けまで1週間~2週間かかりますので、アボダートを切らせることがないよう、早めのご注文をお願いします。
アボダートの効果が倍増するサプリメント
アボダートは内服タイプのお薬ですが、成分のフィナステリドを効率よく吸収させる飲み方があります。 必須アミノ酸のL-リジンは、アボダートの成分を効率よく吸収できるようにサポートすることができます。一緒に飲む事でアボダートの効果を最大限に引き出すことができます。
アボダートの副作用
臨床実験において認められた副作用には、リビドー(性欲)減退、勃起機能不全、痒痒症、蕁麻疹、発疹、血管浮腫(口唇、舌、咽喉及び顔面腫脹を含む)、乳房圧痛、乳房肥大、抑うつ症状、めまい、などの軽い症状が認められています。 副作用の発症率は全体の0.7%程度ですので、決して高い数値ではありませんが、副作用を気にしすぎる事で、過敏に反応することもありますので注意して下さい。
アボダートの副作用を克服するには?
めまいや発疹など、体質的に合わない方は服用を中止して下さい。もし、性欲の減衰や勃起障害の副作用が出た場合には、ED治療薬のバイアグラや媚薬によって性欲を増進させることができますので、アボダートの服用は続けた方が良いでしょう。